ラーシャ・ヨーガの由来は2つ。
ラージャとは「王」を意味し
数多あるヨーガの中の王様(王道)
として古来より王族などの権力者へ
秘密裏に伝えられたものだから
それをラーシャ・ヨーガと呼ぶ説と
もうひとつに、カラダに命令を与える
ココロこそが人間存在の「王」であり
そのココロを統制するためのヨーガだから
ラーシャ・ヨーガと呼ぶ説とがあります。
いずれにしろ現代の流行りの
カラダを動かす体操的なヨーガではなく
目的はココロ・意識・思考にあります。
ほとんど瞑想がメインなのですが
ただ座って瞑想するだけより
”緊張と弛緩”を繰り返すことで
より深い瞑想状態へと導けるよう
瞑想の合間に簡単なアーサナを挟みます。
我々の脳波は通常の覚醒時、
考え事をしている時はβ(ベータ)波:14~30Hzで
リラックスしている時はα(アルファ)波:8~14Hz
更に深いリラックス状態では
θ(シータ)波:4~8Hzになると言われます。
実は、このθ(シータ)波の時がいちばん
潜在意識と繋がりやすい状態にあると
昨今の研究で解明されています。
5000年程前からヨーガの賢者達は
そのことに気づいており
その状態を意識的に作り出すために
考え出された方法がラージャ・ヨーガです。
カラダのヨーガ教室でも折りに触れ
ラージャ・ヨーガの機会を設けています。
一年の初めのレッスン時や
半年の区切りとなるちょうどこの時期にも。
もちろん”ココロのヨーガ”では
皆さんそれぞれが望む人生を送れるように
時期を問わずいつでも行じます。
更にθ(シータ)波よりも深い瞑想で三昧(ざんまい)
の状態に入れば脳はδ(デルタ)波:0.5~4Hzとなります。
解脱し、涅槃を得ることが可能な状態です。
それこそがヨーガの究極の目標でもあります。
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