ヨーガには実戦の段階で八支則という
ステップがあると以前述べましたが
今日はその最後の３ステップである
六段階目：集中（ダラーナ）
七段階目：瞑想（ディアーナ）
八段階目：三昧（サマディ）
についてお話します。
そもそもヨーガとは瞑想ですので
集中して取り組む必要があります。
つまり、八支則の最後の３段階は
集中の度合いの深さにより
異なる段階としてカテゴライズされています。
ココロのヨーガだけでなく
カラダのヨーガ教室でも
「１日５分でも３分でもいいので、
目を閉じてご自分と向う時間を持ちましょう」
とお伝えしていますが
日々継続して瞑想を実戦されている方は
そう多くはいらっしゃいません。
仕事はもちろん、楽しいことや面白いこと
忙しくこなさなければならないタスクが
多過ぎる現代人にとっては、瞑想は
ハードルが高いのでしょう。
まずは瞑想をしようと気負わず
ご自分の心の声に耳を傾けてみようと
ただ集中することから始めてみましょう。
今まで気が付かなかったご自分の気持ちに
ハッとさせられたり、
フッと何かが降りてくる事もあるでしょう。
まずは意識にフォーカスしてみましょう。
そしてその時浮かんだ感情を否定せずに
「私ってこんな風に思っていたのか」
ときちんと受け止めて認めるのです。
ネガティブな感情にも蓋をせず
「どうしてこう思うのだろう？」
「この感情はどこから生まれてくるのだろう？
と第三者的立場で俯瞰してみます。
そうすることで自己理解が深まります。
ネガティブな感情は悪いことだと捉えていた
意識が消え、更には
「そんな風に思う私ってカワイイ。愛おしい。
人間だもの。これでいいんだ。大丈夫！」
とさえ思えるようになります。
そして全てを許し、感謝の念さえ湧いてきます。
心の調和が取れると瞑想も楽しくなります。
騙されたと思ってまずは１日５分でも１０分でも
集中することから始めましょう。
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