トラータカ

数ある瞑想法のひとつに

一点凝視法(トラータカ)があります。

ヨーガを実戦する方なら一度は

やったことがあるかと思います。

方法は背筋を伸ばし、ゆったりと深い呼吸で

目の高さにあるものを見つめます。

見る対象は壁でも何でもかまいませんが

理想はゆらゆらと揺れるろうそくの炎や

大自然の景色や大宇宙を感じられるモノ。

オームのマーク(ॐ)も練習によく使います。

できるだけリラックスして目の緊張を解き

対象物をじっと見つめます。

ゆっくりと集中できるようになったら今度は

目を閉じて瞼に映し出される残像を見つめます。

これを30分から1時間程繰り返すのです。

目の動きは心の動きと連動しているので

目線を一点に集中することで

自ずと心も一点に集中させることが出来ます。

前回、瞑想の深さにより八支則の段階が

集中→瞑想→三昧

と進むことをお話ししましたが

まずはこのトラータカから

集中し始めるのもおすすめです。

時間も短くして構いません。

出来ることから少しづつ。

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