久しぶりに今日はヨーガの八支則(アシュタンガ)
の中から、その第一段階である
生活のヨーガの中の禁戒(ヤマ)のひとつ
非暴力(アヒンサー)をご紹介します。
私がこの非暴力(アヒンサー)という言葉を
初めて知ったのは若い頃に
「Life or Gandhi」という
マハトマ・ガンジーの生涯を伝える
ドキュメンタリー映画を見た時です。
まだ、ヨーガについては
身体をグニャグニャさせるただの体操だ
位の認識しか持ち合わせていない頃でした。
仏教徒である為、法事の度に精進料理を頂き
不殺生という言葉は、子供の頃から
知ってはいましたが、その教えが
サンスクリット語のアヒンサー(非暴力)
に由来するものだと知ったのは
ヨーガを真剣に学び始めてからです。
古ウパニシャッドにも出てくるように
ヨーガの教えでは禁忌(ヤマ)の
一番最初に説かれるものです。
殺す、殴る、蹴るといった目に見える
身体的暴力だけでなく
けなす、暴言を吐く、無視する等
言葉や態度による暴力も戒めています。
そして実は一番やってはいけないことは
態度や言葉の様には表に現れない
ココロ(感情・内側)の暴力です。
誰しも一度は思い当たることはあるでしょう。
自分を蔑めた人を呪ったり
憎い相手の不運を願ったり
人の不幸を蜜の味に感じたり…
けれどもブーメランの法則のように
自分が放った暴力的エネルギーは
いずれ巡り巡って自分の元に帰ってきます。
”この世は心の合わせ鏡”
引き寄せの法則という言葉も
誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。
自分が想ったものが現実世界に投影される。
私達、一人ひとりのココロから暴力的な思い
が消えれば、この世から争いや戦争が無くなり
調和のとれた真に平和な世界が実現します。
そんな日が一日も早く訪れますように🙏
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