最近のクライアントさんの中には
「私は自己肯定感が低い」
とおっしゃる方が多くて気になります。
この ”自己肯定感” という言葉ですが
最近、TVや雑誌でもよく目にします。
そもそも自己肯定感とは何でしょう?
調べてみると比較的新しい言葉でした。
1994年に臨床心理学者の高垣忠一郎氏により
初めて提唱された自分の価値に関する感覚で
「自分が自分を肯定的、好意的に
受け止めることができる感覚」だとか…
その感覚は高いから良いのでしょうか?
低いのはダメなのでしょうか???
生きていれば日々、様々な事が起こります。
イケてる時ばかりではありません。
全ての自分を肯定的、好意的に捉えることなど
無理に等しいのではないでしょうか。
長い人生。イケてない自分の方が多いと
感じることも多々あることでしょう。
私もそうです。
けれど、そんな自分を否定せずに
「そうなんだ」とただありのままに受け入れる
ことが出来たら…
きっとものすご〜く楽になります。
どんな自分も受け入れる自己受容感が大切です。
こんな自分でも唯一無二の
かけ甲斐のない存在で 充分素晴らしいのだと
気づければそれで良し。
そう出来ないと、永遠に理想の自分を追い求め
自己否定し続け、ココロの中は常に嵐です🌀
流行っているからといって自己肯定感という
言葉を安易に使うことには注意が必要です。
なぜなら「私は自己肯定感が低いから」
という言葉の裏には、物事を他人のせいにして
言い訳して、内省するのを避けている姿勢が
隠れているように 私には思えるからです。
否定や肯定などジャッジ(判定)するのではなく
認めて受け入れ受容する生き方の方が幸せです。
他人や物事、出来事についても然りです。
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