前回、自己肯定感よりも自己受容感
が大切だと述べましたが、皆さんは
“阿吽(あうん)”という言葉を
ご存知でしょうか?
古代インドのサンスクリット(梵)語で
“阿(あ)”は口を開いて息を出す時に出る音
“吽(うん)”は息を吸って口を閉じる時の音で
万物の始まりと終わりを象徴するものです。
“オーム”と発音されたり
” ॐ “と表記されたりします。
神社の狛犬も口を開いた“阿形(あぎょう)”と
口を閉じた“吽形((うんぎょう)”が
対となって入り口を守っています。
お寺の仁王像やシーサーも然り。
“阿吽(あうん)の呼吸”という表現も
良く使われます。
複数人で何かを行う時に
気持ちが通じて息が合う事を意味します。
そう。元々は呼吸を意味し、
呼(吐く)吸(吸う)と同じで
“阿吽(あうん)”も出す方が先です。
全てを受け入れて大いなるものへ委ねる
サレンダーするという意味でもあります。
何者かになろうとせず
今のままで良いのです。
今の自分を受容し
今できることを出し惜しみせずにやって
生きて行きましょう。
まだまだ足りないと思い続けていると
吸ってばかりで吐くことが出来ません。
それではとても苦しいです。
まずは今、出来ることを
やって行きましょう。
出して生きましょう。
それが全ての始まりです。
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