諺に「流れる水は腐らない」とか
「淀む水に芥たまる」があります。
ご存知の方もいらっしゃるかと
思いますが改めて、これらは
” 何事につけも常に流動
活動しているものには
沈滞とか腐敗といった
現象は起きない ”
という古くからの尊い教えです。
つまり変化を恐れて何もせず
ずっと同じ状態に留まることは
人生を停滞させることになります。
古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスも
「Panta Rhei(パンタ レイ)=万物は流転する」
という名言を残しました。
この宇宙のありとあらゆるものは
絶え間なく変化して止まる事はない と。
日本でも 鴨長明 が「方丈記」の書き出しで
「ゆく河の流れは絶えずして
しかも元の水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは
かつ消えかつ結びて
久しく留まりたるためしなし」
と 仏教でいう ”無常観” を元にして
人の世の儚さを綴っています。
古くから数多の人が教えてくれるように
変化することは避けられません。
けれど変化は悪いことではありません。
むしろ停滞や腐敗を防いでくれます。
それを受け入れて進化するのです。
昨日より今日
今日より明日
知識や経験を蓄積して
私達もバージョンアップし続けましょう。
変化することが自然の摂理なのだから。
コメント