禁欲(ブラフマチャリア)

今日も八支則(アシュタンガ)の中から

日々の暮らしにおける心構えとも言うべき

” 生活のヨーガ ” から1つご紹介します。

やってはいけないこと= 禁戒(ヤマ)の中の

1つ 禁欲(ブラフマチャリア)についてです。

大昔、ヨーガを習得するのは、王侯貴族などの

限られた一部の男性にしか許されない時代が

長く続いていました。ゆえに

この禁欲(ブラフマチャリア)は男性に向けて

性欲を主に戒めるものだったと思われます。

現代においても精子を放出するのは

精気を失うことと同等と見なされます。

「無駄に精気を失わず修行に勤しむように」

との教えだったのでしょう。

では、現代においてはどのように解釈すれば

よろしいのでしょうか?

日本では特に女性(ヨギーニ)が多い昨今。

性欲だけでなく、あらゆる欲に置き換えても

言えることです。

物欲、食欲、睡眠欲、生命欲、承認欲。。。

人の欲は限りなく、たとえいっとき

その欲望を満たせたとしても

もっともっととエスカレートしていくもの…

それら全ての欲への戒めです。

この考えは、以前に述べた

知足(サントーシャ)不貪(アパリグラハ)

にも通じます。

けれども 全ての欲を無くせば、無気力となり

私たちは生きることすら出来ません。

子孫も絶え、人類滅亡の危機を迎えます。

何事も ほどほどに…

中庸の精神で🙏

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