古代インドの経典
「カタ・ウパニシャッド」の中に
私たち人間の存在を10頭立ての馬車に例えて
教えてくれる ” 人間馬車説 ” があります。
馬車の荷車本体を身体・肉体(シャリーラ)とすると
馬車をひく10頭の馬は
5つの運動器官(カルマ・インドリア)
すなわち(手/足/口/排泄器官/生殖器官)と
5つの感覚器官(ジュナーナ・インドリア)の
五感(視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚)で
手綱は10頭の馬から情報・感覚を伝える
心理器官である意思・思考(マナス)。
その手綱を握っている御者は
10頭の馬がそれぞれ好きな方向へと暴走し
車体が壊れないように制御し判断する
知性(ブッティ)に例えられています。
ここで注意してもらいたいのは
現代に生きる日本人の多くは
自分は御者だと思い込んでいる事。
10頭の馬(運動器官や五感)をコントロールして
車体(身体)を思い通りに動かしている
御者こそが自分だと勘違いしている事です。
“本当の自分” はお客さんのように
馬車の中に乗って静かに座る人なのです。
インド哲学ではこの人のことを
真我(アートマン) と呼びます。
一般的には ” 魂 ” とか ” 源 ”
更には ” サムシンググレート ” や ” 神 ”
最近では ” ソース ” や ” 情報 ” だ
と言う物理学者もいます。
馬車(身体)は “本当の自分” や ”魂” ”情報” の
単なる入れ物に過ぎないのだと…
馬車の中に乗っている人(本当の自分・魂・神)と
御者がちゃんと繋がってなければ
(行き先をきちんと伝えられていなければ)
御者は馬車を適当にどこかへ走らせるだけで
いつまで走り続けたとしても
本当に望む場所へは辿り着けないことは
お分かりになるでしょう。
けれども、人によっては
“本当の自分” と繋がることを怖がり
無意識に避けている方も多々、見受けられます。
そんなあなたのために
”ココロのヨーガ”では
“本当の自分” と繋がる
お手伝いをしています。
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