昨夜TVで星新一のショートストーリー
のドラマ「不眠症」というのを見ました。
「現実だと思っていたことが
実は夢だったとに気付くのですが
実はその気付きも夢だった」という
入れ子のように「夢」が続く話です。
荘子の「胡蝶の夢」も有名です。
胡蝶(ちょう)としてヒラヒラと舞っている
夢を見た時、ふいに目が覚めた。
はたして自分は蝶になった夢を見たのか
それとも蝶が本当の自分で
今の自分は蝶が夢を見ているだけなのか
というお話。
少し前に見た韓国時代劇
「逆賊ー民の英雄ホンギルドン」
の中でノクスという女性が歌った唄の中にも
「お前も私も夢の中
あれもこれも全て夢
夢から覚めたらまた夢
夢から覚めるという夢
夢に生まれ 夢に生き
夢に死にゆく人生
むなしいことよ やるせなし… 」
というフレーズがあり、心に刺さりました。
いつの時代の人も皆、心のどこかでは
本当は気付いているのかも知れません。
ヨーガの教えでは
この世は幻影(マーヤー)だと。
私たちが現実だと思っている世界は
幻影(マーヤー)であり
真実の世界は覆い隠されていると。
目に見えないモノにこそ
真実が隠されていると。
量子物理学者達によって
その真実が証明される日も
遠からずやってくるでしょう。
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