5000年前からインド哲学では
呼吸を通してカラダとココロを繋げる
ヨーガの瞑想の重要性を説いています。
それは、2世紀頃、安息国(古代イランのパルティア)
出身の僧侶の安世高(あんせいこう)により
中国語に訳され「安般守意経」として中国で広がり
その後、仏教として日本に伝来しました。
「安般」とは入る息と出る息。
「守意」とは心を一つのものに留める念処(ねんじょ)。
「経」はお経(ブッダの言葉を文字にしたもの)のこと。
「念処」とは注意(思念・ココロ)を振り向けた所(処)に留めて
しっかりと把握し意識する(結び付ける)という意味。
その中には「身」というカラダの部位を意識するモノと
「受・心・法」というココロの働きを意識するモノの
4つの念処「四念処・しねんじょ」があります。
ヨーガ哲学でブッダが実感したものをお弟子さん達が
「お経」という形の漢字ベースにして
中国経由で伝わったモノが仏教。
そして実践ベースでインドから直接、口伝で
日本に入って来たモノがヨーガ。
この2つは同じモノなのに、現代日本では全く別物のように
捉えられていることが残念でなりません。
今日も、吐く息・吸う息に注意を向け
カラダとココロを瑜伽・ユジュして(繋げて)
静かにご自分と向き合う時間を
一人でも多くの人が持てますように。
コメント
コメント一覧 (2件)
I every time spent my half an hour to read this weblog’s posts all the time along with a mug of coffee.
Thank you very much.