前回、ヨーガの八支則(アシュタンガ)
について触れましたが、今回はその中の
5つある禁戒(ヤマ)の中のひとつ
不盗(アスティア)についてです。
これは読んで字の如く「盗まない」との戒めです。
物やお金など目に見えるものだけでなく
他の人の自由や利益や権利など目に見えないものも
全て奪って(盗んで)はいけませんよとの教えです。
こんな当たり前のことを言ってるだけなのに
世界を見渡せば、自国の利益を得るために
隣国へ攻め入り、力づくで制圧したり、
経済力に物言わせ無理やり権利を奪ったり…
21世紀の現代でも数々の蛮行が横行しています。
待ち合わせや約束の時間に遅れるのも他人の時間を
奪っている(盗んでいる)ことになります。
また、この時期よく見かける光景に
親が子の自由意志を奪い
本人が望まぬ進路を無理強いしたり…
良かれと思ってやっていることでさえ
よくよく考えてみると
相手の自由や考える権利を奪っている(盗んでいる)
ことがままあります。
私自身も、自らの価値観を他人へ
押し売りしていないか よく考えます。
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