呼吸から「知足」と「不貪」を学ぶ

カラダのヨーガ教室に

通い始めたばかりの

生徒さんから時々

「呼吸が難しい」という声

をお聞きすることがあります。

そんな時は、とにかく

吐く息に集中してください」

と申し上げています。

全て吐ききれば何も考えなくても

必然的に次の息が吸えます。

「呼吸」とは読んで字の如く

「呼=吐くこと」が先で

「吸=吸うこと」が後です。

全て吐ききってしまえば吸う息も多くなり

結果として深い呼吸になります。

吸うことはかりを意識しないこと。

私たちはいつも何かが足りないと思って

不足している事やモノにばかり

フォーカスしがちです。

「○○の栄養が足りないから摂らなきゃ」

「○○が無いから買わなきゃ」

「○○が足りないからもっとこうしなきゃ」

「お金が無いからもっと稼がなきゃ」…

ヨーガの教えに

知足(サントーシャ)があります。

今あるものに足るを知るココロを持つことが

大切であるという教えです。

また不貪(アパリグラハ)という

貪欲に追い求めるココロを戒める

教えもあります。

取り込む(手に入れる)ことばかりを

追及するより、既に持っている事やモノに

意識をフォーカスしましょう。

感謝の念が沸くはずです。

そして要らないモノや感情は手放します。

すると余裕(入るスペース)が出来て

その結果、新たなモノや感情が入ってきます。

そう。出せば必ず入って来るのです。

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